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締固めの品質管理手法
土の締固めは,地盤工学の古典的課題の一つでもありこれまで多くの切り口で様々な検討がされてきました.
そして,その締固め品質を管理する手法も多く提案されてきました.
それぞれの管理手法の詳細はここでは省きますが,実際は埋設管埋戻し後の道路陥没や液状化被害が発生しています.
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締固めの品質管理方法について
締固めの品質管理手法には2種類あることを紹介しました. ここでは,品質規定の締固め度による管理と飽和度による管理手法について原理と管理基準そして課題点について...
よって,締固め施工後に容易に締固め品質を定量的に把握することができれば,被害を減らすことができるでしょう.
山中式土壌硬度計を用いて締固め性能の把握を目指して研究を進めています.
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山中式土壌硬度計に関する研究
大きく2つの検討をおこなっています
- 土壌硬度計の結果は,土壌硬度計オリジナルの値:締固めモールド内で供試体を作製し物理量と比較
- 実規模で実際の管を埋設し,ランマーで締固めをしたうえで,土壌硬度計の測定結果について考察

締固めモールド内での土壌硬度の測定状況

近年の研究から,土壌硬度計や重錘落下法などから求められる地盤合成指標の値が,含水比~乾燥密度関係において等高線になることが分かってきています.
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発表関係
山中式土壌硬度計の測定のばらつきとせん断試験との結果の比較の検討
先日開催された,地盤工学会,関東支部主催の「土の締固め管理の合理化に関するシンポジウム」では,実際に実規模で管路を埋設し締固めを行った地盤を山中式土壌硬度計で測定し,その締固まり状況,他の原位置試験との関係性について発表をしました.
https://jibankantou.jp/event/pdf/20221208morido_program.pd
土壌硬指数と物理量の比較のための供試体作製とサンプリング手法の検討
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実規模実験と室内実験での土壌硬度計の結果の比較
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第60回地盤工学研究発表会@下関で発表しました!
2025年7月22日~25日に海峡メッセ下関および下関市生涯学習プラザで開催された第60回地盤工学研究発表会に参加し,発表しました. 発表題目は,「実規模埋戻し現場と室...